NHKさんからのお手紙

NHKから、郵便が届いた。

たしか、衛星放送の案内か何かだったかと。

中身はすぐポイっとしたのでちゃんと覚えていないが、封筒に書いてあるメッセージが気になった。

みなさまのご理解とご協力をよろしくお願いします。

文法的には間違いじゃないはず。でも、なんだか、すごく違和感を覚える。モヤモヤする。
僕だけかも。原因を探ろう。

まず、分解してみる。

みなさまのご理解とご協力

これだと自然。

ご理解とご協力をよろしくお願いします

これも自然。

みなさまのご理解とご協力をよろしくお願いします。

合体すると違和感。

多分、理由は、

みなさまの~をよろしくお願いします。

これだ。

違和感の理由 ①

僕の元に届いた「個人」宛ての郵便なのに「みなさま」は変。と、感じたのだろう。(メンヘラかな)

じゃあ、これならいい?

烏賊納豆さまのご理解とご協力をよろしくお願いします。

やっぱり変な気がする。

違和感の理由 ②

「よろしくお願いします」は、話しかけている相手にお願いする表現。
「よろしくお願いします」の対象が別の人ってことは、多分ない。
つまり、“誰が対象なのか をわざわざ言う必要がない。特定の名前を入れてみると分かりやすい。

田中

実は、お願いしたいことがありまして。○○なのですが。

山田

う~ん…。

田中

どうか、山田さんのご協力をよろしくお願いしますm(__)m

これ、変だよね。

田中

どうか、山田さんのご協力をよろしくお願いしますm(__)m

だったら自然。

一種の “二重表現” かも。「頭痛が痛い」とか「まず最初に」の仲間ってわけだ。

    

「みなさま」を使うパターンをちょっと考えて、終わりにしよう。

みなさまのご理解とご協力が必要です。

切実な感じ。この場合、「みなさまの」を削ると「誰の?」となるし、「あなたの」にしたら重い。

みなさまのご理解とご協力に感謝いたします。

「ありがとう」という名のお願い。このパターンでは「みなさまの」を取っても通じるが、付けた方が柔らかい表現になりそう。

とか、どうでしょう。

– 終わり –

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